プロゲーマーはゲーム依存症?

プロゲーマーはゲーム依存症なのか?

この疑問を持っている人は少なくないと思います。

 

プロゲーマーに限らずゲーム配信者などはゲームをすることが直接的に収入につながります。

そのせいか、プロゲーマーやゲーム実況者はゲームだけできればいい、ゲーム依存症になっている人が多いといった意見を聞くことがありますが、あながちそうとも言い切れないかなと思います。むしろ、他の職業と同じようにこれらの職業でもゲーム依存症は悪影響になりやすく、プロゲーマーでゲーム依存症を患っている方は少ないと思います。

その理由を以下の3点にまとめました。

 

 

 

 

 

 

考えなければいけないことが多い

まず、大前提としてプロゲーマーもゲーム実況者もどのゲームをするか決めなくてはいけません。おそらくどちらも最初は自分の好きなゲームから始めると思いますが、ゲームには流行りすたりがあるため、次に自分がやるゲームを選ぶ必要があります。プロゲーマーならゲームの大会の頻度や競技人口、自分が今から入っていっても通用するゲームを選ぶ必要があるでしょうし、ゲーム実況者なら視聴者がどれだけそのゲームに興味をもってくれるか、という点で考えなくてはいけません。

 

ゲームを選んだ後でも、プロゲーマーは冷静に失敗を分析したりする必要があります。ゲーム実況者なら伸び悩んだ際にそのゲームの配信を止めるか続けるかという選択が必要です。

依存症になるとこれらの判断が鈍ったり、あるいはそもそも判断をしなければいけない状況に気づけない恐れがあります。

 

 

 

ゲームのプレイング技術以外も求められる

うまいゲーム実況者は伸びやすいことは事実かもしれませんが、あくまで人気の一要因にすぎません。トークのうまさ、声の良さ、コミュニケーション能力、エンタメ性、等ゲームがうまい以外にも一芸がないとなかなか知名度があがらない印象があります。

 

また、プロゲーマーに関しても大会の賞金だけが収入源ではありません。プロゲーマーの中でも企業の広告塔になったり、イベントのゲスト、大会の実況解説などが収入の大部分になっている方は少なくありません。

さらに、プロゲーマーは平均すると20代後半くらいで引退する方が多く、それからはさらにそのような企業との活動が主になってくるそうです。

 

そんな風に企業の広告塔となる際、求められてくるのはゲームの腕だけでなく、人間性やルックスなど人としての魅力という観点も含まれます。依存症だとそういったことに気配りをするのはむずかしいかなと思います。

 

 

 

ゲーム以外にしなければいけないことがある

前の項目にも通じるところですが、ゲームに特化した仕事でもそれ以外にしなければいけない雑務というのはあります。

例えば、大会に出るにしても事務的な手続きをしなければなりません。あるいはゲームの配信をするためには機材をそろえたり、配信環境を整えたりする必要があります。何気ないことのように感じるかもしれませんが、ゲーム依存症の人がやるのはなかなかハードルが高いと思います。

 

 

 

以上3つの理由が僕がプロゲーマーがゲーム依存症とは言えないと思う理由です。

もちろん、ゲーム依存症でプロゲーマーになったという人もいると思います。ただ、それはあくまで少数派だと思います。ゲームであれ何であれ何かを極めるには依存するのは遠回りになると思います。

 

 

 

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心理学のはな

 

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