心身症とは?

// 心身症とは? 心身症の定義は「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態」とされています。つまり、心理的な要因によっておこる身体疾患のことをいいます。 ただ、身体に影響を与えるもの…

パーソナリティ障害とは?

// パーソナリティ障害とは? パーソナリティ障害は「その人が属する文化で期待されるものよりも著しく偏った、内的体験や行動の持続的様式」と定義されます。ですので、周りの人とは極端に違う行動や考え方をしてしまうため、本人や周りの人がそれについて…

ゲームは暴力性を助長する?しない?

// ゲームが暴力性・攻撃性を増加させるのではないか、という研究は何年も行われているため、聞いたことがある人が多いと思います。 つい先日もゲームと暴力性の間には関連がなかったという論文が発表されていました。 果たしてゲームと暴力性に関連はあるの…

ユング心理学とは?

// ユングとは カール・グスタフ・ユングはフロイトと並んで有名な心理学者、精神分析学者の一人です。 ユングはもともとスイスの精神科医でしたが、1907年にフロイトと出会います。やがてユングはフロイトが最も信頼する弟子になり、ユングの主張する理論は…

精神分析とは?

// 精神分析はS・フロイトの創始した心理学の代表的な理論の一つ、そしてそれをもとにした心理療法のことです。 一言で精神分析と言っても様々な流派や考え方がありますが、ある程度共通する特徴では 本人にも自覚のない無意識という心の過程の存在を前提と…

バウムテストの解釈

// バウムテストとは バウムテストは木を一本描いてもらい、描いた木の絵やその描き方から被検者の心の状態や人格特性を測定する描画法です。 長所として、本人も認識していなかったような心の状態に気づくことができます。逆に短所としては、検査を実施する…

発達障害と脳

// このページでは、それぞれの発達障害とそれに関連する脳の部位について解説していこうと思います。 たまに「発達障害は性格的な問題なだけ、がんばれば他の人と同じようにできる」ということを聞きますが、基本的にどの発達障害でもなんらかの中枢神経の…

依存性物質の種類  

// 依存性物質には大きく脳の活動を活性化させるアッパー系(興奮系)と、脳の活動を抑制するダウナー系(抑制系)があります。 アッパー系の薬物を摂取すると抑えていた感情や欲求が表に出てきたりしますし、ダウナー系の薬物を摂取するとリラックスできた…

ビネー式知能検査とは?

// 特徴 ビネー式知能検査は知能検査の一種で、子どもの知能の発達を包括的に測定するものです。 ビネー式知能検査では、知能を様々な側面でとらえる、というよりは一つのまとまりとして見ていきます。つまり、「暗記力は40、計算力は70、読解力は・・・」と…

アルコール依存とうつと自殺  

アルコール依存症とうつ 精神病院に通院しているアルコール依存症患者のうち、何らかの精神疾患を併発している人は25%、つまりアルコール依存症患者の4人に1人は他の精神疾患を併発しているそうですが、その中でもうつ病などの感情障害を併発している人は11…

ドライ・ドランク ー飲んでないのに酔っ払いー

ドライ・ドランク(dry drunk)とは、アルコール依存症の自助グループであるA.A.に伝わる言葉です。 「しらふの酔っ払い」ともいわれ、アルコール依存症で、断酒をしている人が実際にはお酒を飲んでいるわけではないのに飲んでいた時と同じような行動をして…

うつ病と心理療法

// うつ病と心理療法 本人への援助 うつ病には多くの場合、薬物療法が用いられます。 うつ病の治療において、抗うつ薬は適切な処方や変更ができた場合、約70%という他の治療法と比較してもかなり高い割合ででうつ病が寛解したという報告があります。 そんな…

発達障害と不登校

// 発達障害も不登校も、学校教育に携わるうえで避けては通れないトピックですが、これらには関連がみられています。 まず不登校の定義ですが、文部科学省によると「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいは…

労働とうつ病

// 労働とうつ病 うつ病には環境要因も大きくかかわってきています。 そのため人生の多くの時間を占める仕事は、うつ病と密接な関係があるといえます。 以下の特徴に当てはまる人はストレス傾向が強いことが多いそうです。 20歳代 未婚 睡眠時間6時間未満 上…

電気けいれん療法 効果とデメリット

// 電気けいれん療法とは? 電気けいれん療法は(ECT、通電療法、電気ショック療法)は頭部に通電することで全般性けいれんを起こしてうつ病などの精神症状を改善させようとするものです。近年ではけいれんを起こさない無けいれん電気療法というものも存在し…

児童福祉施設の種類

// 児童福祉施設とは児童福祉法に基づいて児童福祉のための施設の総称です。 公認心理師受験や心理学検定でも出てくる範囲ですので、それぞれの施設の名前と特徴を抑えておくと良いと思います。 児童福祉施設の種類 助産施設 経済的で入院助産ができない妊産…

光療法 -光を浴びてうつ病治療-

// 光療法(高照度光療法)は主に季節性感情障害に対して用いられる治療法です。 季節性感情障害は冬季うつ病ともいい、秋や冬ごろになると通常のうつ病のような症状が見られ、春になると回復するというものです。その原因はよくわかっていませんが、日照時…

脳の部位

// 脳は大脳(終脳)、間脳、中脳、小脳、橋、延髄に分けられます。 大脳(終脳) 大脳は場所によってその働きが大きく異なります(大脳機能局在説)。 大脳はいくつか分類の仕方がありますが、一つの方法として大脳辺縁系、大脳新皮質、大脳基底核に分ける…

認知行動分析システム精神療法とは?

// 認知行動分析システム精神療法(Cognitive-Behavioral Analysis System of Psychotherapy、以下CBASP)は慢性うつ病に特化した心理療法です。認知行動療法の一種とみなされることもありますが、その中でも1990年代に普及していったいわゆる第3世代の認知…

うつ病と併発しやすい疾患

// うつ病との併発が見られやすい主な疾患 統合失調症 統合失調症患者で抑うつを併発している割合に関するデータはいくつかありますが、25~50%くらいと報告しているものが多いです。 うつ病と統合失調症の併発が認められた場合は、統合失調症の一つの症状…

作業検査法の種類

// 作業検査法とは 作業検査法は簡単な計算や図形の模写など何か作業の課題を与え、その作業への取り組み方や反応のパターン、結果などから人格特性をとらえようとする心理検査です。 作業検査法のメリットとして回答者が検査結果を意図的に変えようとしても…

ウェクスラー式知能検査とは?

// 特徴 ウェクスラー式知能検査はアメリカでウェクスラーという心理学者によって考案された心理検査です。 現在では、知能検査として広く使用されています。発達障害が疑われる人に対して行われることもあり、発達障害かどうかを診断するものと思われがちで…

病気の検査に用いられる質問紙法

// 質問紙法は、パーソナリティを全般的に捉えるものだけでなく、特定の精神疾患や症状に対する心理検査もいくつもあります。 様々な精神疾患の診断場面で用いられていますが、ここではうつ病、認知症、不安症状、アルコール依存症の4つに対する質問紙を紹…

人格検査の質問紙法

// 質問紙法は様々な用途で用いられています。 質問紙法のメリットとしては実施が簡単で、客観的なデータが取れることにあります。そのため、その検査に熟練していない場合でも、データをとることができます。 デメリットとしては回答者がある程度回答を歪ま…

発達検査の種類

// 発達検査は子どもがどの程度発達しているかを調べる心理検査です。「発達」とついていますが、発達障害かどうかがこれだけで診断できるというわけではありません。ただ、子どもへの適切な支援や教育をしていくうえで、発達検査の結果が参考になることが多…

知能検査の種類

// 知能検査は文字通り知能を検査するものです。 有名なビネー式、ウェクスラー式を中心に紹介していきます。 ビネー式知能検査 1905年にフランスのビネーが友人のシモンと一緒にビネー・シモン式知能検査を開発したのがはじまりです。これは世界発の知能検…

向精神薬の一覧

// 抗うつ剤 種類 一般名 商品名 三環系 アモキサピン アモキサン アモトリプリチン トリプタノール イミプラミン トラフニール イミドール クロミプラミン アナフラニール ドスレピン プロチアデン ノルトリプリチン ノリトレン ロフェプラミン アンプリッ…

酒は百薬の長というのは本当?

// 酒は百薬の長という言葉があります。果たして、これは本当なのでしょうか? 結論から言うと、本当のことだと思わない方がいいです。 周りくどい言い方ですが、どういうことか説明していきたいと思います。 Jカーブ Jカーブは有名な話なので聞いたことがあ…

抗てんかん薬とは?

// 抗てんかん薬とは てんかん発作を予防したり抑えるための薬です。 てんかん発作は脳内の一部の細胞で突然電気活動が起こることで発作が引き起こされます。 てんかん発作には部分発作と全般発作があり、さらに発作の特徴によっていくつかに分けられます。 …

向精神薬の種類

// 向精神薬とは 中枢神経系に作用する薬物をすべて指します、狭義ではと精神病の薬全般を指す場合もあります。後述する抗精神病薬とごっちゃになる人も多いのですが(というか僕がそうでした)、抗精神病薬は主に合失調症に対して用いられる薬です(双極性…