ギルフォードの知能立体モデルは、ギルフォードの知能の構造モデルとも呼ばれます。ギルフォードは知能を情報処理の構造と定義し、情報を内容の側面からとらえる働き(情報の内容)、情報を操作し分析したりする働き(情報の操作)、情報を操作したことで得られる結果(情報の所産)という3つの側面から知能を測定することを想定しました。
立体モデルと呼ばれるのは、この3次元を立方体で表すためです。
情報の内容…文字通り、情報の中身がどのようなものか
4種類(図形的・記号的・意味的・行動的)
情報の操作…情報処理を行う際に、どのような心的操作が行われるか
5種類(評価・収束的思考・拡散的思考・記憶・認知)
情報の所産(結果)…情報処理によって、どのような情報が得られるか
6種類(単位・類・関係・体系・変換・含意)
ギルフォードはこの中でも特に拡散的思考と収束的思考に注目しました。
収束的思考は一つの決まった答えを求める際に必要な思考で、一方拡散的思考は様々なアイデアを出していく際に必要になってくる思考のことを指します。
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