一風変わった恐怖症

 

 

 

皆さんは何か怖いものはありますか?

高所恐怖症、対人恐怖症などいろんな恐怖症がありますが、中にはあまり知られていないものもあります。

 

恐怖症は、精神疾患の診断基準の一つであるDSM-5によると、私たちが日常生活で~恐怖症と呼んでいるものの多くは、限局性恐怖症と分類されます。

限局性恐怖症は特定の物や状況への恐怖が激しく、その対象を避けているのが6カ月以上続いた状態、と定義されます。

 

恐怖の対象になるものは様々ですが、いくつかのグループに分けると

1.特定の場所や状況に対する恐怖(閉所恐怖症や飛行機に乗るのが苦手など)

2.生き物に対する恐怖(虫、動物)

3.血やけがに対する恐怖

4.その他

に分けられるかなと思います。

 

 

 

 

ちょっと変わった恐怖症

歯科恐怖症

この恐怖症は虫歯などがあって歯医者に行く必要があることがわかっていても、治療が怖くて行けないというものです。この原因としては外傷的な経験だけでなく、思い込みによるものも原因になる場合があります。ひどい場合には治療を受けようとするだけで失神することもあるそうです。

 

 

自己臭恐怖症

この恐怖症は自分から悪臭が出ているのではないかもしれないという考えに支配される、というものです。

 

特に口臭を過度に気にするようになり、周囲の人が匂いを気にするような動作をするだけで、自分のせいだと思い込んでしまう。対人恐怖症の一種といわれ、 「自分の存在が周りに迷惑をかけているのではないか」という不安感が原因であるとされています。

 

ただ治療したり、臭いの原因を取り除こうとする人はそこまで多くないため、症状を発症する本人もそれが精神的なものだとある程度は自覚できるという見解もあります。

 

 

666恐怖症

都市伝説系の番組や動画で、666という数字を見たことがある人も多いかもしれません。

666は悪魔の数字とも言われ、キリスト教では不吉な数字であるとされています。そんな666という数字に対して、過度な不安を抱くのが666恐怖症です。

 

このほかにも日本で忌み嫌われる4や欧米で避けられる13などの数字に対し同じく恐怖症を持つ人も多いです。恐怖症といかないまでもこれらの数字を嫌う人は多く、また縁起的な意味を込めてホテルなどの部屋番号でこれらの数字をわざと飛ばすこともあります。