公認心理師受験資格取得の区分Bについて


区分Bとは公認心理師試験の資格取得のための方法の一つで、指定大学にて定められた科目を履修して卒業したのち、指定の施設で2年の実務経験を積むことで受験資格を得るルートです。

 

Bルートが設定された理由は明記されていませんが、大学院が研究的側面が強いのに対し、より実践的な経験を積むことができるルートという意図があるのかなと思います。

 僕の周りにはこのルートで公認心理師試験の受験資格を取得しようという人は見当たらないですし、ネット上でも多いのは区分Aか特例措置の区分Bですので、もしかしたらかなりマイナーなルートなのかもしれません。ですが個人的に気になっていたので、軽く触れておきたいと思います。

 

 

現在認定されている施設は以下のものです。

 

 こうやってみると、医療機関はかなり地方に偏ってますね。東京や大阪などの機関は難しいのでしょうか。

 

 さて、実際の研修プログラムの中身についても言及されているので、いくつか見ていきましょう。

詳しくはリンク先の「公認心理師法第7条第2号に規定する施設の文部科学大臣及び厚生労働大臣による認定等について」のPDFをご覧ください。

 

公認心理師 |厚生労働省

 

 

まず、研修の時間についてです。

5 実務従事者が行う心理に関する支援を要する個人又は集団を対象とした心理に関する支援の実施時間(その前後に指導者から指導を受ける時間も含む。)及び回数については、720時間以上かつ240回以上を実施するものであり、その実施に関し必要な体制が確保されていること。
なお、720時間のうち270時間以内については、心理学等に関する専門的な知識の修得を目的として、施行規則第2条に規定する大学院の科目に相当する講義の受講等により代替することとしても差し支えない。

 

720時間以上かつ240回以上を実施するということですので、単純計算で3時間勤務が240日ということになります。最低時間は割と少ないですね。

これは研修のプログラムを施設側の都合に合わせて設定できるようにするためでしょうか。

 

実際上記の施設の中でも、週3で研修を行い、それ以外の日は他の施設で働いたりするよう促している施設や、週5で比較的しっかり研修する施設など場所によってプログラムの内容が結構違っていたりします。

 

 

 また、それ以外に個人的に気になった点は以下のところです。

8 プログラムの期間については、心理に関する支援を要する個人又は集団を対象と
した心理に関する支援等の実施時間及び回数を踏まえると、標準的には3年間でプログラムを終えることが想定されること。

 

広く知られている表記では2年間の実務となっていますが、ここでは3年間が想定されていることが書かれています。ここらへんの表記の揺れというかわかりずらさは気になりますね…

実際には公認心理師資格を取得してもしばらくは同じ施設で働き続けることになると思いますので、どのタイミングで取得するかは個々の施設にある程度ゆだねられているのでしょうか?

 

 

以上、区分Bに関してはかなり手探りな印象を受けます。今後、認定施設が増加していくにつれてより明確な基準になっていくのかなあ、というのが個人的な見解です。

 

 

主な公認心理師養成プログラム

公認心理師養成プログラムに関して詳しく説明されていた施設のリンクをいくつか貼りました!よろしければご参照ください!

 

公認心理師実務経験実施施設【メンタルクリニック・ダダ】Fルート・Bルート | 実習生募集

 

川崎医療福祉大学 - 臨床心理学科 - 「公認心理師」の養成教育について

 

楡の会 公認心理師の実務経験プログラム | 社会福祉法人 楡の会

 

 

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