てんかんとは

 

 

てんかん発作

てんかんは、てんかん発作が起こる病気です。てんかん発作とは脳内において一部の細胞が突然異常な電気活動が原因で起こる発作です。年齢や性別に関係なく発症する恐れがあります。

 

 

てんかん発作の分類

部分発作

近年では、焦点発作と呼ばれることもあります。脳の一部が興奮し、機能を一時的に失うてんかんです。

 部分発作のうち、意識を失わないものは単純発作、意識を失うものは複雑部分発作、電気活動の異常が脳全体に広がり強直間代発作になっていくものは二次性全般化発作と呼ばれます。

 

全般発作

全般発作はほとんどの場合意識を失います。脳全体の機能が一時失われるためです。

 

全般発作には強直間代発作、脱力発作、ミオクロニー発作、欠神発作などがあります。

強直間代発作では意識を失って呼吸が止まり、手足が伸びた状態で固まる強直発作と、膝を折り曲げて手足が動くけいれんが起こる間代発作が起きます。

脱力発作は筋肉の緊張がなくなり、倒れてしまう発作です。持続時間は数秒程度であることが多いです。

ミオクロニー発作は体の一部分が一瞬だけ収縮する発作です。

欠神発作は意識はなくなるものの、けいれんを起こすことはなく、倒れることもありません。数十秒持続します。

 

 

 

もし目の前でてんかん発作を起こした人がいたら?

舌をかまないようにハンカチをかませたりバイトブロックを口に入れたりする方がいいと聞いたことがあるかもしれませんが、それは間違いです。無理やり口に入れようとすることでかえって窒息のリスクが高まったり、怪我をしてしまう恐れがあります。

 

それよりも、気道を確保するために横向きの体勢にして、腕や足を広げて安静にしておいた方がいいです。

ただ、無理やり動かないように押さえつけたり、別の場所に運んであげようとするのもよくない場合があるため、安全な場所ならば基本的には発作が落ち着くまであまり手を出さない方がいいと思います。

また、5分以上発作が続いている場合は救急車を呼んだほうがいいです。通常てんかんは1~2分ほどで収まりますが、5分以上の場合はてんかん重積状態と呼ばれ、さらに30分以上続くと脳に損傷が残る恐れがあります。

 

 

 

 

心理学のはな

 

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