今日はオンライン授業を受けていて思ったメリットやデメリットをつらつら書いていきたいなと思います。
メリット
通学時間、準備する時間がいらない
やっぱり一番大きいのはこれかなと思います。朝の時間のゆとりが圧倒的に増えました。
授業終わってからも帰る時間がない分、すぐに他のことができるというのがいいですね。
通学していると1限のある日は朝の準備があわただしいですが、オンラインだと1限からでもゆっくり準備することができます。
朝着替える時間、電車に乗っての登下校、合わせたら3時間近くなりますが、それがなくなるとかなり時間の余裕ができました。その反動で、何か出かける用事があるときは一日が過ぎるのが異様に早い気がして、よく今まで毎日のように出かけることができたなと思いました。
自分のペースで勉強できる
これも大きいですね。オンライン授業のやり方はいくつかありますが、リアルタイム配信型の授業以外はある程度自分のペースに合わせることができるのでとても便利だなと思います。
特にオンデマンド型で動画を見ることができる講義はかなりいいですね。倍速で見たり、戻せたり、何回も見れるので。
デメリット
人と会えない
これが一番堪えるという人も多いと思います。僕もその一人で情報共有をしたり、愚痴を言ってストレス解消したり、そういった何気ないコミュニケーションをとる機会は減ってしまいました。
後は、自分ひとりで受けていると急な授業時間の変更なども気づけなかったりします。僕は一回授業の日にちが変わったときに全く気付かず、課題が出せなかったことがありました。
一緒に勉強ができない、わざわざ課題の提出期限を確認するためだけに連絡は取らず、見落としが出てくる、遊びにいけない(大学生に限った話ではないですが・・・)、ということのストレスは僕以外にも多くの人が感じているようでした。
授業の質の低下
結構ネットの意見を聞いてると「オンライン授業は一人で集中できるから勉強したい学生はこれでいいのではないか」「通学したいと言っている学生は結局遊びたいだけではないか」という声も聞きますが、本当に勉強したい学生についてもオンライン授業はつらいことが多いです。
僕が感じていることは、オンライン授業がおそらく一般的に考えられているより準備が遅れている学校が多いということです。
オンライン授業というと、先生がリアルタイムで、あるいは動画を撮ってそれを見るというイメージがあると思いますが、一部の学校ではzoomの手配ができていなかったり、講師が不慣れだったりして配布資料だけの授業もあります。
そして、この配布資料というのもピンキリで、がんばってくれてる講義だと、授業で使うパワポのスライドの下に必要な補足説明を入れてくれたり、生徒からの質問に答えてくれたりするのですが、講義によっては授業で使うパワポのスライドだけで、そこに書いてある専門用語の説明もなかったり、そもそも配布資料がなくて教科書だけ読むような講義や、配布資料が提示が授業時間の1時間後に遅れる講義などもあります。
対面授業でも講義の質というのは出てきてしまうので、オンライン授業のときだけそれに突っ込むのは違うかもしれませんが、学生としては最低限本を読むだけでは得られない教授の経験や意見も聞いてみたいな、と思います。
大学の施設が使えない
以前美大生が大学に行けず、つらい思いをしている漫画が話題になっていましたが、美大生や実験を行う理系などはもちろん、実験を行わない文系でも図書館が使えないのはかなりの痛手です。
実験室はともかく図書館はインターネットである程度代用できるのではないか、と思うかもしれませんが、少なくとも心理学の分野では、かなり厳しいです。
というのもインターネットは気になったことをすぐに調べるのには本よりも適していますが、より深く専門的な情報を調べるのには専門書が豊富な図書館の方に軍配が上がります。
また、レポートや論文に使うためにはある程度信頼性のある文献が必要になってきますが、ネットの記事だと少し信頼性が弱いです。
もちろん、一冊や二冊なら本を買ってもいいですが、ただでさえ高額なものが多い専門書をたくさん買うことは難しいです。
もちろん、先に挙げた実験や実習を行う講義が一番きついと思います。そういった講義だけでも早く対面授業になってほしいな、と思います。
ちなみに、心理学部でも実験を行う講義があるのですが、自宅で一人でもできるようなものにするなどかなり工夫して設定されていました…
書いていたらデメリットの方が比率が多くなってしまいました…
秋以降も基本的にはオンライン授業でいくところが多いみたいです。しばらくはこの流れが続きそうですし、大学側には授業がもっとよりよくなるよう、改善すべきところは改善していってほしいですし、僕ら学生の側も自分たちで工夫していくことが求められるのかなと感じます。