昨日の記事では発達障害について簡単に紹介しましたが、知り合いにいないという人はあまりイメージがつかみづらいかもしれません。
そこで発達障害があることを公表されている著名人の方々を何人か紹介していきたいと思います。
*ネット上ではその人の行動が発達障害の特徴に当てはまっているというだけで独断で判断する記事も見受けられますが、ここではご本人が自ら公表されている事例だけ紹介していきます。
栗原類
モデルや俳優業で活躍されている栗原類さんは、アメリカで8歳の頃、注意欠陥障害(ADD)の診断を受けたそうです。ADDはADHDの中でも多動傾向がそこまで見られないもののことです。
変化が苦手であることや、音に対して敏感で大きな声で怒られるのが苦手という自覚があったそうです。
栗原さんは自身の発達障害について言及していて「発達障害があってもなくても、僕は僕なので、僕の個性が人を笑わせられるのであればコメディ俳優を目指している僕にとって本望です」といったことをおっしゃっています。
ミッツマングローブ
タレントのミッツマングローブ氏は慶応義塾大学法学部出身で高学歴であることも知られていますが、実は学習障害があり、文字の読み書きが難しいそうです。そのため、台詞を覚える際は絵や音で覚えており、台詞の文章だけでなく、台詞のタイミングなども共演者の立ち位置など、文字ではなく画像的に覚えているらしいです。
絵で覚えるというのはすごいですね。文字が無理だとしても絵で覚えられるならそれも才能なのかもしれないですね。
スティーブン・スピルバーグ
『ジュラシックパーク』などで有名な映画監督のスピルバーグ氏も以前インタビューで学習障害であったことを公表しています。小学校にいたころ読み書きが同学年の子どもよりも遅れて、学校に行くのも嫌だったそうです。その後、映画作りに出会って人生を救われたそうです。
スピルバーグ氏が子どもだったころは今よりも学習障害に対する理解が少なく、苦労も多かったそうです。学習障害と診断されたのも数年前だそうです。
トム・クルーズ
「ミッションインポッシブル」などで有名なトム・クルーズ氏は小さい頃から学習障害の一つである失読症で、文字の読み書きが大変だったそうです。
俳優になってからも台詞を覚える際は脚本を読むことが難しいため、テープに録音するなど工夫されているそうです。ミッツマングローブさんもそうですが、学習障害を持っている人は大事なことが覚えられないときは違う方法にすると覚えやすくなる、という人が多いですね。
たまに発達障害を持っている人は就きたい仕事につくことが絶対にできないと思っている人がいますがそんなことはありません。
上に挙げた方々のように、仕事をする上で発達障害のために難しいことがあっても、工夫して補うことができます。
発達障害を持っている人だけでなく、何か苦手なことがある人ならみんな参考になるんじゃないかなと思います。