同じ形でも違う文字になる〈文脈効果〉

突然ですが、同じ形の文字でも状況によって違う文字になる、ということを知っていますか?

 

何言っているんだという皆さん、次の画像を御覧下さい。

 

 

f:id:psycholosteak:20200305194551j:image

上はTHEと読めますが下はCATと読めます。でも真ん中の文字はどちらも同じ形です。

 

もう一つあります。

 

 

Bと13

どちらも同じ形ですね。こうやって見比べてみると少し違和感を覚えるかもしれませんが、別々の場面で出てきてもたぶん普通に読めるのではないでしょうか?

これは文脈効果と言われる心理現象です。

 

文脈効果

前後の言葉や文字によって文字の読み方や言葉の意味が変わってくるという心理現象。

 

こうやってみると不思議ですが、結構普段の生活でもこの機能が働いています。

例えば、漢字の口もカタカナのロもどちらも同じ形ですが、「非常口」と書いていても「ひじょうろ」とは読みません。

 

ある程度融通が効かないときれいな字しか読めなくなってしまいますから、私たちの脳が文字を認知するのは結構アバウトなのかもしれません。

 

というわけで僕も文脈効果を利用した文字を書けないかなと思ってやってみました!

 

f:id:psycholosteak:20200305194617j:image  

Zと2

 

f:id:psycholosteak:20200305194604j:image

ソとリ

 

総評

自分でやってみると意外と楽しい